PROGRESS (PRimary care OrGanizations Reciprocal Evaluation Survey Study)

 

本ページでは日本のプライマリ・ケアの質評価・向上を目的とした多施設サーベイであるPROGRESSを紹介します

 

 背景・目的 

我が国では諸外国と比較し、プライマリ・ケアの質を評価し、その結果を改善に活用する組織的な取り組みは乏しいのが現状です。

データ収集システムの未整備やインセンティブの欠如といった原因が挙げられますが、ではそういった条件が整うまで、日本では組織的な質評価・改善の取り組みは普及しないのでしょうか?

国際的に、医療の質評価・改善は、医療者の自発的な取り組みを発端に発展してきました。そこで我々は、2015年から全国数十カ所のプライマリ・ケア医療機関を対象に、現在の日本でも実施可能性が高く、プライマリ・ケアにおいて重要な患者報告データも収集可能なサーベイを用いた質評価研究を実施しています。 

 

 方法 

1) 対象医療機関

     診療所

   病床数200床未満の病院

2) 研究デザイン

   横断研究

   縦断研究(一部の研究参加者を対象)

   混合研究(一部の研究参加者を対象)

3) 評価項目の例

   Patient Experience (PX):JPCAT

   予防医療に関する質指標:癌検診受診、予防接種など

   診断エラー

   意思決定における患者の意向:アドバンス・ケア・プラニングなど

   患者属性:社会経済的指標、ソーシャルキャピタルなど

 研究成果 

PROGRESSから誕生した研究論文は、Annals of Family Medicine、JGIMをはじめとしたプライマリ・ケア領域の主要国際誌に受理・掲載されています。(詳しくは本ウェブサイトの「研究実績」のページをご覧ください。)

 結果のフィードバック 

PROGRESSの分析結果は、他施設との比較も含めて各参加施設にフィードバックされ、医療の質向上に活用されています。

2018年の調査では、90%以上の参加施設が、「PROGRESSのフィードバックは、自院の医療の質改善に有用だと思う」と回答しました。

以下はフィードバックの一例です。

Copyright 

日本におけるプライマリ・ケア質評価指標開発研究班

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連絡先(サイト運営者)

青木拓也

京都大学大学院医学研究科 医療疫学分野

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